ちかちーの旅log!

logであり、録であり、(b)logである

No.2-2 山陰探訪(2016/8/24)

このまま神戸に戻っても昼過ぎには着いてしまうので、今日は途中下車もかねて餘部鉄橋の探索を行う。

6:30の鳥取駅は思いのほか人が多かった。京都行の特急スーパーはくと1号の発車時刻が迫っていたからだろう。発車していくとまばらになった。

第1走者:鳥取6:52→浜坂7:38 1524D

倉吉始発の列車だが、乗客は数えるほどである。都会から反対方向に向かう列車だからだろう。行き違いの列車は通勤客で埋まっていた。

岩美で高校生が20人ほど乗ってきた。ジャージの刺繍から浜坂に向かうらしい。乗車時間的には20分ほどだが、岩美~浜坂は14kmもある。なかなかの長距離通学だ。幸いほぼ1時間に1本あるのでそこまでの苦労はないかもしれないが…

この列車は快速ということになっている。しかし通過する駅は1駅しかない。快速とはなんだったのか…*1

7:38、浜坂着。高校生はここで改札を抜けていった。カニが名物の町であるからだろう、ホームにカニのオブジェが置いてあった。

第2走者:浜坂8:02→餘部8:17 164D

いったん山の中やトンネルに入っては、また断崖の上を走る。鳥取城崎温泉山陰本線の車窓はそういう感じだ。

定刻に餘部着。2日目の目的、餘部鉄橋の散策を始める。次の列車まで2時間半近くあるので、ゆっくり見て回るとしよう。

さて餘部鉄橋とは、1912年に完成した鉄道橋である。詳しくは香住町観光協会のホームページ(http://kasumi-kanko.com/contentsu/amarube/amarube.html)を見てほしいが、独特の構造*2から鉄道ファンやこの地域の観光名所の1つとなっていた。しかし弊害も多く、横風に弱いこと*3、保線を頻繁に行う必要があることなどから2010年に新たに架け替えられ、古いものは一部が保存されて展望施設になっている。

https://www.instagram.com/p/BJeJoDMDo5lcNxEnf6ll63iuCYpGowSotwj14w0/

旧餘部橋梁昔はここを歩いて渡って行き来していたらしい

地上40mにあるから空の駅の名前がつけられている。先端部はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/BJeJxF7DZg7PBGOf37ORwTphRNvNUcfP4uSZxg0/

今でこそ柵はあるが供用時はない枕木を渡り歩く…怖くて想像もつかない

1時間ほどで一通りを見、駅の休憩所で一休みしていると、60代であろう老夫婦がきた。どうやら空の駅であるここを観光しに来たらしい。話を聞くと神戸から車で来たという。こちらの話をするとかなり驚かれていた。それもそのはずここに来るのは車で来るのが正解であって、私のように鉄道それも18きっぷでくるのは頭のおかしい部類である。事実時折観光客であろう人は来るのだが、大抵は近くの道の駅に車を停めて来ているし、何より私が餘部で降りた時も、またこれから乗る列車も2人しか乗降客はいなかった。

第3走者:餘部10:43→城崎温泉11:29 528D

意外にもこの列車は混んでいた。しかも何故か外国人が多い。何かのツアーだろうか。にしてもローカル線利用するのは考えにくいが…

トンネルと海が交互に現れる車窓だ。今は夏場だが、冬場は荒れた日本海のそばを通るのだ。景色はいいが、住みにくい土地ではあるだろう。

竹野で日本海に別れを告げ、線路は南に折れていく。

さて着いた城崎温泉駅は、びっくりするほどの人だかりだった。温泉旅館をチェックアウトし、さらに土産なりなんなりを購入して大阪方面に帰る人たちだろうか。何にしても次の列車は席が確保できるかどうかすら怪しい。

第4走者:城崎温泉11:40→和田山12:37 434M

さきほどまでの国鉄ディーゼルカーから打って変わって、223系のワンマン仕様である。どうにも違和感がある。

予想通り立ち客が出るほどの大混雑だ。どうにか4人のボックス席に座ったが、作業員のような強面の人たちとの相席である。

1駅先の玄武洞で特急の行き違いである。日本なら左側通行が基本なのは周知の事実だが、なぜか進行方向右側に停車した。どうやら理由としては付近を流れる円山川が増水した際の安全策らしいが、今日はゆったりと流れている。いまひとつ良く分からない。

豊岡で少し人がおり、それより多いくらいの高校生が乗ってきた。英単語帳片手に勉強…ではなくおしゃべりをしていた。

さて、ここから神戸に帰るには4ルートある。

1つ目はこの列車の終着である福知山からさらに山陰本線をたどり、京都から帰るルート。

2つ目は福知山から福知山線に乗り換え、福知山線を南下し尼崎に出るルート。

3つ目は2つ目の亜種で、福知山から福知山線に乗り換え、さらに谷川で乗り換えて加古川線を南下し加古川から帰るルート。

そして4つ目は和田山で乗り換え、播但線を南下し姫路に出るルート。

私は4つ目の播但線回りで帰ることにした。1~3のルートは福知山での接続があまりよくなく*4、また4つ目のルートが最短ルートになるからであり、何より京都や加古川では新快速に座れる保証がないからである。楽な方に流れたと言えば、それまでなのだが。

第5走者:和田山12:50→寺前13:42 1234D

再びディーゼルカーに戻る。沿線には「日本のマチュピチュ」として有名になった竹田城があり、この列車はそれを眺められるような観光列車スタイルになっている。車内にはパンフレットが置いてあるが、何故か英語版しかなかった。

というわけで竹田城がある進行方向右側の、窓が正面に見えるように配置された席に座る。横には髭面の外国人が座ってきた。パンフレットを取って熟読している。

しかし残念なことに、竹田城は山の上でほとんど見えなかった。何のための列車なのだろうか…

https://www.instagram.com/p/BJejlB9jbT_NdsR1GeDZMVdboCfkzYFGMOj7ik0/

1234D@和田山。40系。竹田城を車窓から見えるようにした観光列車スタイル…だが肝心の城は見えない…

2日目に入り目ぼしいのを回ったのと、右横の髭面の外国人と左隣のおそらくたまたま車内で意気投合したであろうおばさん達に挟まれたストレスからだろうか、早く帰りたいと思い始めてきた。しかし姫路までは我慢である。

生野の手前当たりでふと外をぼんやり見ていると、川の流れが進行方向に変わっていた。瀬戸内海と日本海分水嶺を超えたらしい。ゴールはもうすぐだ。

第6走者:寺前13:46→姫路14:35

ここからは電車になる。行き先も通った覚えのある場所だ。

https://www.instagram.com/p/BJeo1VoDs9-KR0bSHP-mFcjEul3iK3z1cH4Guo0/

5640M@新野。103系。だいぶ都会に近づいてきた感

福崎の南で中国自動車道をくぐり、砥堀の南では山陽自動車道をくぐる。人も多くなり、ビルも増えてきた。

定刻に姫路着。ここからはいくらでも本数はあるので、昼飯を求めて途中下車する。

 そう思うのは、私だけだろうか。昨日今日とひたすら田舎を見てきたからか一層強く感じる。

第7走者:姫路15:26→三ノ宮16:07 3488M

12両の新快速、姫路始発で相生方面からの列車もないということもあってガラガラである。いつも以上に110km/hが早く感じるのは気のせいだろうか。

明石~神戸間、特に朝霧~舞子と垂水~須磨は都心部には珍しい海沿いを走るよう路線だ。新快速はノンストップで飛ばしていくが少し惜しい気もする。

第8走者:三ノ宮16:09→六甲道16:13 794T

長かった旅もこれでラストだ。とはいえ1駅なのでどうということはないが…

*1:1駅通過程度では普通列車を名乗る列車も多い。北海道だと快速に停車駅をいくつか足したものでも「普通列車」と名乗っているのもある

*2:トレッスル橋。意味はググって

*3:1986年に転落事故が発生、住民に死亡者が出ている

*4:といっても30~40分程度だし、そこで昼飯を調達してもいいのだが