ちかちーの旅log!

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SP.1-2 18きっぷ利用指南(実践篇)

・今回は18きっぷの実際の利用方法を説明しています。必要に応じてSP.1-1「理論篇」も参照してください。

 

さて、今回は実際に利用するに当たってのコツなどを説明していきます。まずはプラン立ての段階から。

 

・実際にどの程度乗れば得をしたことになるの?

片道だと幹線の場合141km以上。*1時間にして約3時間が目安になる。*2

往復だと同じく幹線の場合70km以上。*3

ここであえて幹線と注釈を付けたが、JRの路線では幹線と地方交通線の2種類に分かれていて、地方交通線を組み入れる場合はもう少し距離が短くなる。ちなみに紙の時刻表では幹線は黒、地方交通線は青と分けられている。

なお18きっぷには途中下車の制限はない*4ため、比較的近距離で途中下車を繰り返すぶらり旅のような場合、この限りではない。これについては事前に乗り換えアプリ等で確認されることをお勧めする。

もちろんトータルで11850円乗ることを考慮したプラン立てでも何ら問題はない。

 

・どの程度プランを立てておくべきか?

少なくとも全体を見通したうえで、時間のロスを減らすため本数の少ない(≒運行間隔の長い)区間は「この列車に乗る」ということを前提としたプランは立てるべきだろう。

この上でメモ帳アプリ(電池切れ等の可能性を考慮すれば紙媒体が理想)にざっくりとでも行程をまとめておくことをお勧めする。

もちろん事前に全行程を決めてもよいが(特に長距離、長時間の移動の場合)、運休や運転見合わせ等の事態が発生した際のバックアップは確認しておきたい。

 

・必要なら別料金を使い「時間を買う」

特に九州、北海道内は特急列車の運行が多く、区間によっては普通列車より特急列車のほうが多く運行されている区間すらある。この場合無理に次の普通列車を待つよりも、あえて乗車券と特急券を購入してワープすることも検討されたい。

これは特急列車に限らず、私鉄を使ったり新幹線を使ったり*5、はたまた鉄道以外の交通手段に頼ることも場所によっては有効である。鉄道以外の交通手段に頼る例は局所的であるため、最も有効な例を紹介する。

「鉄道以外の交通手段に頼る」ことでの最も有効な例として青森~函館間が挙げられる。理論篇で紹介した北海道新幹線のオプション券は重大な問題として「そもそも北海道新幹線普通列車との接続が考慮されていない上、特に在来線側の本数が少ない」というのがある。そのためむしろオプション券を購入するより、青森~函館間のフェリーを使用するほうが時間的に(さらには金銭的にも)得をすることが多い。さらに深夜便もあることから宿代わりにもなり、体力が許せば翌朝から有効に移動することも可能である。これ以外にも有効例はあるが、各自プランを立てる上で調べてほしい。

 

・夜行列車はどの程度有効なのか?

現在運行されている夜行列車は2本。どちらも18きっぷの使用期間内のさらに一部に限られているため、運転日に注意。また全車指定席であり520円が必要で、その指定券もかなり取りづらいことにも留意されたい。

 

ムーンライトながら

東京23:10→大垣5:50

大垣22:49→東京5:05

下り:大垣から先に進んだ場合、中四国の主要駅はもちろんのこと九州北部の主要駅にもその日のうちに到達可能である。*6始発まで多少の時間はあるが名古屋や岐阜で下車しそれぞれ長野・津方面、富山方面に向かい午前中の到達も可能だ。

上り:別料金を駆使すれば東北のほぼ全域が1日での到達圏内。中四国、九州北部から一気に北上することができる。

 

ムーンライト信州81号

新宿23:54→白馬5:40(逆方面の設定はありません)

 

運行区間や途中駅の停車時刻の関係でやや使いづらいが、北陸・信越の主要駅を午前中に到着したい場合に有効。ただ北陸新幹線の開業でJR管轄の路線でなくなった区間も多いため、520円+αの出費が必要になる。

 

どちらも古いタイプの車両を使用するため乗り心地はさほどよくなく、防犯上の観点から消灯されないため、「寝て移動」することは難しいかもしれない。アイマスクなどを用意しておくのも手である。また車内販売や途中駅ホームでの販売はない。

不便と言えば不便ではあるのだが、有効活用すれば深夜の時間も移動しつつ宿代をかなり浮かせるため、場合によっては検討に値すると言える。

 

以下は実際に使用する場合。

まず、最大の注意事項を。

 

18きっぷは、自動改札に通せません。必ず有人の改札を通り、スタンプを捺してもらってください。(複数人で利用する場合はメンバーが揃ってから「○人です」と伝えてください)*7

 

基本的にきちんと失くさないようにし、もし検札があれば見せれば大丈夫である。

ちなみに下車の際は駅員等に見せるだけであり、特にハンコなどは捺されない。その日2回目以降の乗車も見せるだけである。

 

事前に用意したプラン表に限らず、不測の事態に備えてできれば時刻表も持っていくことを勧めたい。(無理であれば乗り換えアプリをいれた電子機器を用意し、モバイルバッテリー等を用意して使用できない状況を避けるようにしたい。なお電波が入らないなどといったことがあれば…ご愁傷様です)遅延や運休等があった場合、振替乗車については場合によるため駅員に確認するとよいだろう。18きっぷでは乗れない場合に備えある程度の現金(目安としてその日の目的地から出発地に戻れるだけの所持金)を持っておきたい。

 

 

18きっぷはある程度の不便さはありますが、特性を理解し事前に準備をしておけば非常に使い勝手の良いフリーきっぷです。この夏、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 質問などがあればコメント欄で受け付けます。気軽にどうぞ。

*1:この距離での通常運賃は2590円。

*2:もちろん行程や路線によって大きな差が出るため一つの参考までに。

*3:片道通常運賃は1320円。

*4:通常の乗車券では片道100km未満の乗車券での途中下車はできない

*5:新幹線は原則隣の駅までの自由席の料金を安く設定している

*6:乗る前の移動を組み合わせると、青森~八代(熊本県)を5260円で走破可能。なお40時間以上の移動を要する。

*7:無人駅から利用する場合は乗車時に車掌または運転手に捺してもらってください