ちかちーの旅log!

logであり、録であり、(b)logである

No.7-1 神戸~佐伯(2017/8/28)

さて、この記事から10回に渡って今年の夏行った18きっぷによる日本一周の記事を1日ずつ書いていきます。

 

 

今回の旅の始まりは最寄りの六甲道…ではなく、神戸である。JR神戸線の始発は神戸であり、それを利用するからである。*1

 そのためにはまず阪神か阪急で高速神戸に行かねばならない。今回は阪神を利用する。

 

第1走者:新在家4:48→5:01 463列車

隣駅の石屋川*2始発、しかも朝5時前である。1両に1~3人といった感じのガラガラの車両が入ってきたが、むしろ10人近く乗っていたのが意外だった。

大石以降の各駅でそれぞれ若干の乗車があり、神戸三宮で意外なほどの人が乗ってきた。装いからするとどこかに出かけるのだろうか。スーツや作業員、つなぎの格好をした客よりも私服のそれが多い。

高速神戸で下車。店のシャッターの下りた地下道を通り、神戸駅へと向かう。

 

第2走者:神戸5:17→西明石5:45 501C

前述の通り神戸始発の各駅停車である。街の中心は三ノ宮駅周辺であり、昼間は神戸始発の列車もなくあまつさえ特急には通過されてしまう少し残念なポジションの東海道本線の終点、山陽本線の始発駅だが、この列車と上りの始発の各駅停車はその中でも日本の大動脈の境界駅であるというアイデンティティーを示しているような、そんな気がしてならない。

さて明け方明るくなってきた空の下、長い長い旅が始まった。

神戸では半分ほど席が埋まった状態で出発したが、西へ向かうとともに少しずつ人が増え、垂水で席が埋まった。反対側は既にかなりの人が乗っている。やはり都会の朝は早い。

西明石で下車し、対面で待つ列車に乗り換えるとすぐに発車した。

第3走者:西明石5:47→姫路6:21 943M

前の列車からの乗り換え客も含め、こちらもかなりの人である。加古川や姫路方面への通勤通学の時間帯は既に始まっているようだ。

ところで加古川市は神戸市の広域都市圏だそうだが、流動的にはむしろ姫路の衛星都市のような感があるのは私だけだろうか。昼間においても明石で人が入れ替わる感がある。事実加古川で立ち客が出た。

反対方面の混雑は大阪方面への通勤だろう。もう満員である。

昼間なら神戸~姫路は新快速一択で40分ほどだが、今回は丹念に各駅停車であるため1時間以上かかって姫路に到着。*3この列車は播州赤穂行きだが、次の列車が姫路始発なのでここで乗り換える。

第4走者:姫路6:32→岡山8:01 1303M

ここからは国鉄型の旧式列車である。

高校生が何人か乗り換えてきた。相生までは第3走者の列車が先行するので、相生より西の上郡あたりの学校への通学だろうか。乗客の半分くらいは同じ制服の高校生である。

相生からはぐっと電車の本数が減り、県境の峠越えへと入っていく。

高校生の上郡で降りるという予想は外れ、降りたのは岡山県に入った和気だった。案外県境を超えた人の流動もあるようだ。

そして瀬戸から今度は岡山方面への通勤ラッシュである。こうした通勤通学ラッシュや人の流動を見ながらの旅になりそうだ。

岡山に到着。構内のセブンイレブンでペットボトルのお茶とこの旅にとって非常に重要であるパンを確保し、次の列車を待つ。合間にTwitterで旅の開始の報告をする。反応は…うん、まぁ、そうねぇ…*4

 

第5走者:岡山8:24→糸崎9:50 1717M

この列車は岡山始発ではないので、岡山で人が入れ替わる隙に確保できるかが問題になるが、思ったほど人は並んでいないようでまずは一安心である。

席を確保し、あとは比較的単調な車窓を進む。倉敷で通勤ラッシュは終わり、車内は出かけている老人のグループが多いというところか。時折野焼きの煙が見える。

ほぼ神戸から4時間で広島県に入る。ほどなくして新幹線の高架下に線路が伸び、福山の街へと入った。

福山の街を過ぎると海が進行方向左手に見えてくる。川のようだが対岸は島である。

しかし程なくして海から離れ、離れると間もなく糸崎に着いた。1分しか乗り換えの時間はないのですぐに向かい側の列車に乗った。

第6走者:糸崎9:51→岩国12:06 339M

相手は今や広島地区の主力となった227系である。投入当初は違和感を覚えたが、流石にもう見慣れたものである。*5

三原を過ぎると再び山の中に入る。車内から聞こえてくる会話が広島弁で、幾分懐かしさを感じる。西条のあたりから広島ご当地のものが見えてきて、帰ってきたな、という感じがする。まぁ今日は下りないけど。

広島に到着。つい最近構内を改装したようだが中からではよく分からない。これはまた今度行くとしよう。*6

実家最寄りの駅で条件反射で立とうとしてしまったが寸前でこらえ、乗り続けるとする。

宮島口を過ぎた直後一瞬だけ厳島神社の大鳥居が見えたが残念ながら写真には収められず断念。反対方向の通過は夜なので諦める。

岩国到着。昼飯の調達をしたいが28分ではやや厳しい。おとなしく駅構内の売店で辛抱する…がしかし店の売り物の半分くらいが獺祭である。いくら岩国の地酒とはいえ押し出しすぎではなかろうか。

第6走者:岩国12:34→下関16:13 3335M

岩国~下関は18きっぱーの難所の1つとされる。理由はいくつかあって、

  • 車両が国鉄型である*7
  • 本数が少ない(1時間に1本程度)
  • 列車によっては岩国~下関の4時間耐久を強いられる
  • 全列車各駅停車で、新幹線以外の逃げ道がない

 

話は変わるがJR利用を神戸発にしたのは2つ目に理由がある。六甲道始発の場合、順調に乗り継いでも岩国着は3335Mが発車した3分後の到着であり、1時間近く待たされるからである。しかもこのあと九州島内での接続が一気に悪くなり、目指す佐伯着が0:02となってしまうのだ。これを避けるため神戸発にし、乗り換えのタイムロスを短くしている。

さて列車はというと、まさかの2両編成である。これはほぼ満員での発車になりそうだ。今回荷物がかなり大きいのでできればそんな事態は勘弁してほしかったが仕方ない。

4人のコンパートメントにはまさかの東南アジア系の女性外国人3人組が座ってきた。つたない英語で聞いたところ大畠まで行くらしい。一体何の目的だろうかと思ったが聞くに聞けなかった。

藤生を過ぎると海沿いの区間に入る。やはり海の見える車窓はいいものである。

大畠の手前で瑞風とすれ違った。確認していなかったがどうやらこの日は山陽上りコースの運行日だったようである。初日からいいものが見れた。

箭内を過ぎたあたりで落ち着いたようだ。あとはゆっくりと海あり山ありの山陽路を進む。その中で撮れたのがこちら。

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周防灘をパチリ。山陽本線内でも戸田~富海の少し先までは指折りの絶景区間だろう。

新山口で24分ほど停車。車内で待つのも窮屈なので外に出てみる。とはいえ駅の外に出るほどの時間はなさそうだ。新山口直前の車庫ではSLやまぐち号に使われるC57-1が休んでいたが、ホームからは見えなかった。

新山口からはカーブが増える。東へと進むのだが山すそを迂回するため時に南北に折れ曲がりながら進んでいく。

小月の先で九州がわずかに見えた。もうすぐ4時間にわたる山口県の横断も終わりである。幡生で山陰本線と合流し、定刻に下関に到着した。

 

第7走者:下関16:16→小倉16:29 5187M

門司駅構内で電化方式が変わるため、この区間は交流・直流の両方に対応した車両で運転する。

下関を出ると間もなく関門トンネルに入る。5分ほどで抜けるとそこは九州だ。

小倉に到着。ファミマで調達し、いくつかの車両を撮影していよいよ九州を本格的に進むことになる。

第8走者:小倉16:53(17:05)→中津18:08(18:15)

2番ホームに行ってみるとまだ前の列車、16:47発の田川後藤寺線の列車がまだ発車していなかった。まだ入線していないのかと思っていたら放送によれば門司寄りに中津行きが入っているという。急いで後方に向かうと、すぐ後ろに中津行きがいた。

意外にもかなり混んでいる。帰宅時間に入ったのだろうか。

ところで発車時刻を過ぎても小倉を発車しない。何かあったのだろうかと不審に思ったタイミングで放送が入った。

「この列車はただいま窓ガラスが割れたため修繕作業を行っています。発車までしばらくお待ちください」

 

…は?マジで?

 

とはいえこの先の乗り継ぎは20分以上ある。少々の遅れはどうにでもなるだろう。

修繕作業の現場を見たかったが残念ながら後方で無理なようだ。

さて12分遅れで小倉を発車。車内はかなりの混雑だ。途中途中の駅にもかなりの人がいて、どうやら帰宅ラッシュに被ってしまったようだ。とはいえ特急の通過待ちをする駅を変更するなどして、遅れが広がるということはなかったようである。それでも少しヒヤッとしたが。

車窓はいたって普通の郊外路線といった趣であるが、混んでいるので外はよく見えなかった。

 

第9走者:中津18:23→大分19:58 4663M

今回の旅では初めてのワンマン運転の列車である。残念ながらロングシートだったが座り心地は悪くない。

先ほどの遅れの影響もほとんどなく、ほぼ定刻に発車した。そろそろ日が暮れそうである。大分県内はほぼ夜の移動になりそうだ。

豊前長洲からは国東半島の付け根を通る山越えの区間に入る。このあたりで日が暮れ、間もなく真っ暗になった。

杵築から高校生がどっと乗ってきた。部活終わりの人たちの帰宅時間である。その後も降りては乗って、降りては乗ってを繰り返しながら夜の別府湾岸を進んでいった。

ところで別府と言えば温泉が有名で、かの古事記にも記載があるという。湯煙でも見えないだろうかと思っていたが、何も見えなかった。北上時はここを通らないので、夜しか通らない区間はかなりもったいなく感じる。*8昼間に再訪したいが次回はいつになるやら…

立石で臨時に行き違いの待ち合わせをしたため、3分ほど遅れて大分到着。この列車は幸崎まで先に行くが次の列車は大分始発なのでここで降りる。夕飯を食べようかと思ったが食欲がなさ過ぎたためパス。今回も旅行中の食欲大幅減退は健在です

 

第10走者:大分20:30→佐伯22:00 1649M

幸崎までに大半が下車した。この辺りまでが大分への通勤圏内なのだろう。市街地もここで途切れている。

幸崎から先はリアス海岸沿いに進むためトンネルと海が交互に見える…はずなのだが真っ暗で何も見えない。駅は市街中心部からも離れているので駅の周辺にわずかながらの明かりが見えるだけだ。

定刻22:00、佐伯到着。闇の中に煌々と駅の明かりが浮かんでいた。

歩いて5分ほどのホテルに投宿。久しぶりの長距離移動、しかも17時間を超える移動はやはりしんどい。先が思いやられる。

 

移動距離…737.7km*9

通過した駅の数…184*10

*1:理由は後述

*2:同駅近くに阪神石屋川車庫がある

*3:参考:平日昼間時の山陽電車直通特急高速神戸山陽姫路:1時間1分

*4:あいつまたバカなことやってるなぁ、って思ったんじゃないでしょうか…

*5:山口・岡山地区への導入マダー?

*6:旅行後構内放送も変わったようですね。

*7:徳山までは227系の運用があるが本数は少ない

*8:こうした区間は他にも4日目の大宮~高崎、5日目の秋田~大館、8日目の苫小牧~長万部、9日目の十和田南~一ノ関があります。

*9:神戸~佐伯

*10:神戸~佐伯