ちかちーの旅log!

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No.7-4 18きっぷ日本一周4日目 広島~高崎(2017/9/3)

台風は北海道を過ぎ去り、オホーツク海で消滅したようである。大きな被害はなかったようなので順調に進めそうだ。

4日間足止めを食らっていたが、早く行きたいような、そうでもないような、そんな気分だった。しかし何はともあれ今日から再開である。

今日のルートは私が初めて18きっぷを使ったルートと途中品川まで同じである。*1時間帯も広島発の始発であり、しばらくはこれに従う形になる。

 

第1走者:広島5:50→岡山9:01 322M→1716M*2

岩国始発の山陽本線上りの一番列車である。新幹線の始発に接続しているためかなりの人が広島で下車した。新幹線の始発の東京着は10:03、こちらの東京着は20:57である。

1日目に昼間通ったルートであり、また何度も通っているせいか今一つ感動を覚えない。車窓が比較的山と田んぼばかりで単調なのもある。岡山まで3時間、旧式列車との耐久戦を強いられることになる。

席は8割ほど埋まったまま進んでいく。福山周辺で席が埋まりかけたがそれくらいである。

とはいえぼんやりしていれば時間は経つものでいつの間にか倉敷まで来ていた。この辺りから少しずつ岡山方面へのラッシュになり、立ち客が出始めた。

予定通り岡山着。今日は全体的に乗り換えの時間が短く、当分食べ物を買っている時間はないのでしっかりと買い込んでおく。

 

第2走者:岡山9:18→相生10:21 1308M

岡山始発ではないのである程度予想はついていたが結構混んでいる。多くの人が下車したのでその間に席を確保したものの、あとから同じくらいの人が乗ってきた。狭いがこのまま相生まで空かないだろう。

万富を過ぎると山の中に入り、峠越えの路線になる。兵庫と岡山の県境を超える列車は1時間に1本しかなく、18きっぷの使える時期は混雑しているが普段は閑散としているはずである。なお1日目

相生まであまり乗り降りはなく、ほとんどの人がこのまま次の列車に乗り換えるようだ。

ホームの電光掲示板を確認しつつ、人の少ない進行方向前寄りに向かった。

 

第3走者:相生10:24→姫路10:44 760T

相生で空いているドアから乗ったので、席の確保は余裕である。

少しずつ沿線人口が増えてきた。峠を超えて関西圏に入ったということである。今日は休日ダイヤなので予定表に書いてある部分からは少し変わるが、とはいえ行程に大きな影響はない。

特に何も起こらず姫路着。この列車は米原行きだが、明石まで各駅停車である。それまでに次に乗る新快速に抜かれるので、ここで乗り換える。

 

第4走者:姫路10:57→米原13:23 3252M

京阪神のJRの高速輸送を担う新快速である。姫路を出るとそれまでよりも明らかに早い速度で飛ばし始めた。

加古川ではホームの向かい側で普通列車と接続する。さっき姫路でおりた第3走者の列車である。

西明石を過ぎると徐々に混み始めた。ここから複々線になり、新快速は山側の線路を通ることになる。

一応朝Twitterで野次りにきても構わないという旨は出したが、何の連絡もない。どうやら誰にも見届けられることなく事は進みそうである。

11:33、神戸発車。3日と7時間19分で西側を1周したことになる。ここまでで全行程の約1/3、2097.8kmを進んでいる。これは直線距離に直すと東京~台北に匹敵する。

さて心機一転(?)これから東側の一周を始める。なおこれより東海道本線へと入る。車内を見回すとかなり混んでいる。今日は休日、三宮や大阪に出かけているのだろうか。

大阪で一瞬寿司詰めになるほどの混雑になったものの、新大阪と京都でかなり降りて立ち客はほとんどいなくなった。

山科からは通称琵琶湖線区間に入る。とはいえ琵琶湖が見えるのは石山周辺で、それ以外は見えず住宅街をひたすら進んでいく。時折新幹線の線路が見える。

定刻に米原着。跨線橋を渡り、次の列車に乗り換える。

 

第5走者:米原13:30→大垣14:03 3218F

車内は既に立ち客がいるほどの混雑である。車内を移動し空いている席をなんとか確保した。なおここからJR東海管轄である。

この区間は冬場大雪で新幹線が遅れたり止まったりすることもある豪雪地帯だ。*3幸い夏なので特にどうということはなかったが、初めて18きっぷを使った時にこの区間内で線路脇の竹が折れてしばらく運転見合わせになったことを思い出した。

蛇行しつつ峠を越えると関ケ原である。ホームには関ケ原の戦いの古戦場の位置を示した地図があった。

関ケ原を過ぎると峠を下り、2つ先が大垣である。

定刻で大垣に到着。次の乗り換えが短いので大勢の人が小走りで跨線橋の階段を上る。既に次の列車はホームについているので席の争奪戦である。重い荷物を抱えた私も息を切らせながら跨線橋を渡った。

 

第6走者:大垣14:11→豊橋15:38 5336F

降りたドアと跨線橋は少し離れていたが、階段をかけて上り下りし席を確保。すぐに席が埋まり、遅れた人は立つことになったようである。

さてこちらは名古屋地区の高速輸送を支える新快速である。関西圏の新快速と合わせ、18きっぱーにとってもありがたい存在である。

名古屋で多くの人が降り、また同じくらいの人が乗ってきた。ちらりと名鉄特急も見えたが、あちらもかなりの人である。流石200万都市である。

名古屋を過ぎた後も沿線は住宅街や工場が広がっている。ほとんど平坦でカーブも少ないので新快速は100km/hを超えた速度で小駅を通過していく。

蒲郡でいったん海岸をかすめるが海は見えない。どうでもいいがこの辺りは駅名の読みが長くなる。漢字に直しても4字の駅が多く、路線図を見ると駅名がぎゅうぎゅうに詰まっている。

西小坂井の先で左から飯田線の線路が合流し、定刻に豊橋着。新快速の恩恵に与り、5時間ほどで兵庫県西部から愛知県東部まで350kmほど移動したことになる。

ここも対面の乗り換えではない。大垣同様多くの人が構内を急いで移動する。JR東海はもう少し乗り継ぎ客を考慮してもいいと思う。

 

第7走者:豊橋15:41→浜松16:15 5964M

席はもう空いていなかった。3分の乗り換えでは流石に期待はできなかったし仕方ない。並走する新幹線が285km/hで追い抜いていった。

豊橋を出てしばらくは引き続き郊外路線であるが、鷲津を過ぎると左側に浜名湖が見える。ぱっと見ると海のように見える。遠江の由来になるだけはある。時折並走する新幹線が見える。乗っていれば何とも思わないが、外から見ればそんな速さで大丈夫かと思うような速度で行き来している。

浜名湖を渡るとやがて浜松市街に入り、定刻に浜松着。ここから今日の難関、「静岡大陸」に挑む。そして相変わらず走ってホームを渡らざるを得ない乗り換えである。

 

第8走者:浜松16:21→熱海19:04 452M

先ほど述べたがこの区間は18きっぱーの難所の一つ、通称静岡大陸である。

難所たる所以は、

  • 夕方~深夜に運転されるホームライナーを除き各駅停車しかないこと
  • 一部を除きどの列車もロングシートであること
  • 車両によっては車内にトイレがついていないこと

だろう。1日目と3日目で通った山口県ともよく比較されるが、個人的にはトイレのない車両に当たることがありしかも途中長い停車時間のないこちらがきつい印象がある。

さて今回の車両は不幸にも上3つの条件をすべて満たしてしまった。しかも2時間40分この調子である。

時折新幹線の高架を見ながら郊外路線を進む。ロングシートゆえに景色が片方しか見えないのが辛い。とはいえ駅数はそれほど多くないので路線図を見ていると確実に東に進んでいることが分かる。

焼津を過ぎると右側に駿河湾が見え隠れするようになる。静岡や富士周辺は内陸に入るが、清水を過ぎると駿河湾沿いに進む。東名高速道路も海沿いに伸びているので、台風が接近するとこの付近が真っ先に通行止めになる。よくニュースに中継映像が流れるのもこのあたりである。

興津で甲府行きの特急の通過待ちをする。席がほぼ埋まっているくらいの人なのでいったんホームに降り、ホームを適当に歩き回ってエコノミークラス症候群の予防をする。

富士を過ぎたあたりでふと後ろを見ると、雲にかかった夕暮れの富士山が見えた。新幹線でこの辺りを通るといつも天気が悪く、地上から富士山を見た記憶はないような気がする。

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何度かシャッターを切ったがこれが精一杯だった。直線距離で20km以上離れているせいかさほど高さを感じない。もしかしたら富士山ですらない可能性も否定はできない。

三島を過ぎると伊豆半島の付け根を抜ける。8km近いトンネルを出ると間もなく熱海である。

熱海に到着。乗り換えの時間はわずかしかないが一旦改札を出る。

 

第9走者:熱海19:09→高崎22:50 1936E

熱海駅の改札を出た理由はグリーン券を購入するためである。Suicaがあればホームで購入できるが私は持っていないので*4、5分の間に改札を出て自動券売機で購入する。

これまで以上に時間がない乗り換えなので疲れた。ただこれであとは4時間ゆったりである。流石にもう4時間ロングシートは辛すぎる。

検札が終わればあとはゆっくりである。席は少々固いがロングシートの狭いスペースに比べたら格段に楽である。しかし日が暮れてしまい、相模湾は真っ暗である。遠くには湘南の街並みが浮いている。

平塚を過ぎると徐々に明かりが増えていく。まだこっち側は人は少ないが反対側は帰宅ラッシュで15両の車両が満杯である。

横浜からこちら側も人が増え、グリーン車にも使用中であることを示す緑のランプが増え、空席である赤ランプが少しずつ減ってきた。

広島からほぼ15時間で多摩川を渡り東京都に入った。流石にしんどい。飲み物はホームの自販機でどうにでもなるが食べ物が岡山以降一切買えていないのもある。

20:58、東京着。この列車は上野東京ライン経由なので東海道本線の始発駅たる東京も途中駅の一つでしかない。ここでグリーン席も埋まった。行き場を失った客でデッキもごった返しているようである。

21:03、上野着。かつての東北、北陸方面の長距離列車の始発駅も、ただの途中駅である。上野発の夜行列車は今はもうない。旅情のかけらもないが時代の流れとはそういうものである。

大宮から高崎線に入り、なおも北上を続ける。駅に止まるごとに東京や上野でデッキまであふれかえったグリーン車も少しずつ空席が目立ち始めた。ふと外を見れば横浜や東京の大都会の街明かりとは打って変わって、住宅街らしく街灯や家々の明かりが漏れているだけだった。

深谷でドアが半自動*5になった。当分の間自動ドアとはおさらばであるが、当時の私はそんなことには気が付かなかった。

22:50、高崎着。1都2府10県にまたがる移動がやっと終わった。

 

駅の外に出て、外から駅標の写真を撮っていると二人組の中年に声をかけられた。何故かLINEの交換を求めてきたが断りつつ早足で逃げ、夕飯を食べてホテルに向かった。

だがホテルにつくとまだチェックインできないという。予約したときに気が付かなかったが24:00以降チェックイン限定のプランらしい。

仕方がないので翌朝の分の食料とお茶をコンビニで求め、フロントで待つ。

20分ほど待ち、ようやく今日の移動が終わった。最後にハプニングがあったのもありベッドに寝転がった瞬間、どっと疲れが出た。明日の朝の移動が比較的遅いのが救いである。

 

移動距離…999.2km

通過した駅の数…261*6

*1:2011/12/26、広島~船橋間利用。本ブログ未記載

*2:糸崎で車両番号変更

*3:ちなみに世界最高積雪記録はこの区間にほど近い伊吹山で観測している。

*4:他のICカードでは不可

*5:駅についても自動で全てのドアが開かず、乗客がボタンを押してドアを開け閉めすること

*6:所属路線の駅数で数えているため必ずしもすべての駅を停車または通過したわけではなく、通る線路にはホームすらない駅も数え上げています